- レコーディングって何?
- どうやって録画するの?
- なにがどこに保存されるの?
- 気をつけることはある?
Zoomにはレコーディング機能があり、画面だけではなく、音声やチャットなども記録・保存することができます。
今回は、手動でレコーディングする方法と、保存先、注意点などをザックリ解説します。
無料プランでも使えます
- 記録されるもの…音声・チャット・画面など
- 録画方法…手動・自動
- 保存先…ローカルorクラウド(有料プラン)
- スマホやタブレットはクラウド限定
- 参加者も録画可能(許可が必要)
もくじ
記録されるもの(音声・チャット・Zoom動画)
レコーディングによって、主に下記の3つが記録されます。
- audio(音声のみ)
- chat(チャット)
- video(動画)
audio(音声データのみ)
『audio』には、音声データのみが記録されます。
『Zoom内で実際に流れた声や音だけ』を記録するので、ミュート(マイクをオフ)にしていた参加者の音声は一切入りません。
chat(チャット)
チャットは、『メモ帳』の形式で記録されます。
内容と順番は、『時間・名前・メッセージ』。
名前は『Zoom内での参加名』が残るので、レコーディング中にチャットを入力するときは、自分の参加名がチャット内に記録されることを承知しておいてください。
チャットの使用が無い場合は、ファイル自体が作られません。
video(動画)
画面と音声が、動画としてそのまま記録されます。
『ビデオをオフ&マイクをミュート』にしておけば、自分の顔も声も記録されません。
画面は、レコーディングしている人の画面が記録されるため、その人の画面設定(切替)によって変わります(スピーカービュー、ギャラリービューなど)。
ただし、ミーティングの場合(ウェビナーではない場合)は、ビデオをオフにしていても画面上に参加者名が表示されてしまうため、名前は記録されてしまう可能性があります。
レコーディング方法と操作(手動)
Zoomをレコーディングする方法は、2種類あります(手動と自動)。
ここでは、手動での録画方法と操作について解説します。
関連記事:『ミーティングを自動的にレコーディングする』の使い方とメリット・デメリット
開催中の画面から開始する
開催中の画面で、レコーディングをクリック。
無料プランの場合は、これでレコーディングが開始されます。
有料プランの場合は、『ローカル(コンピューター内)』か『クラウド』のいずれかを選択すると、レコーディングが開始されます。
【ローカル】このコンピューターにレコーディング(保存)※USBメモリなどを含む
【クラウド】クラウドにレコーディング(保存)
まずはローカル(コンピューター)に保存してみましょう。
スマホやタブレットの場合は、ローカルレコーディングができません(端末に記録できない)。
有料プランで開催した『ホスト』であれば、クラウドに保存することが可能になります。
関連記事:【録画】参加者のレコーディングを有効にする3つの方法【+おまけ】
全員に表示が出る
レコーディングが開始されると、その時点で参加している全員に『このミーティングは録音されています』という表示が出ます。
また、『レコーディングインプログレス』という音声でも通知されます。
つまり、参加者に内緒でレコーディングすることはできません。
レコーディング開始後に参加した人には、入室したタイミングで表示が出ます。
関連記事:『このミーティングは録音されています』が表示される仕組み&参加者側の対応【Zoom】
音声通知は、レコーディングを開始or再開するたびに流れてしまうため、何度も繰り返すとミーティングの妨げになります。
表示の非通知はできませんが、音声が出ないようにすることは可能なので、邪魔になるようなら設定を変えてしまいましょう(有料プランのみ)。
関連記事:『レコーディング イン プログレス』という音声通知を消す方法【Zoom】
また、画面の左上にも『レコーディングしています』という表示が現れます。
これは、誰か1人でもレコーディングをしている限り、表示され続けます。
参加者一覧にも、レコーディングしている人のところに、赤いマークが表示されます。
いま誰がレコーディングしているのか、ひと目でわかります。
一時停止/停止
一時停止/停止することができます。
一時停止をクリックするとレコーディングが中断され、左上の表示が『録音を一時停止』に変わります。
『▶︎』をクリックすると再開されます。
停止を押すと一旦終了しますが、その時点では何も起こりません。
ミーティング終了後(退出後)に、mp4への変換が始まります。
停止後に再度レコーディングを開始すると、別ファイルの扱いになります。
【一時停止】ひとつのファイル
【停止】ファイルが分かれる
データの変換と保存
『mp4』に変換される
ミーティングを終了(退出)すると、『mp4』というファイル形式への変換が始まります。
レコーディングの内容や長さに比例して、変換する時間も長くなります。
【ざっくり目安】
・REC30分で変換30秒~2分程度
(ビデオ無し/音声無し/チャット無し)
・REC5時間で変換15分~30分程度
(ビデオあり/音声あり/チャットあり)
パソコンの処理速度などによっても差が出ます。
保存先を選択する
変換が終わったら、保存先の選択画面が表示されます。
このままOKをクリックすると、自動的にZoomフォルダが作成され、パソコン内のドキュメントに保存されます。
パソコンに接続していれば、USBメモリや、外付けハードディスクにも保存可能です。
私はいつも一旦ドキュメントに保存し、時間のあるときに他へ移しています(そのあとドキュメントから削除)。
レコーディングしたデータは、できるだけUSBメモリやHDDに保存しましょう。パソコン内にずっと保存したままだと、動作が重くなってしまうなどの原因となります。
ちょこっと注意点
全員ミュートだと警告が出る
誰もマイクをオンにしていない状態(ミュートを解除していない状態)でレコーディングを始めようとすると、警告が出ます。
発言するときはミュートを解除するので、警告は無視しても構いません。
最小化できない
レコーディングしているパソコンは、画面を最小化することができません。
ウインドウの大きさは変えられるので、縮小などで対応しましょう。
ちなみに、最小化すると小窓の状態になります。
小ネタ
ホストの状態でレコーディングを始めたあと、他の人をホストにしても、元ホストは一般参加者のままレコーディングを続けることができます。
こんなことをしなくても、参加者にレコーディングの許可をすればいいだけなんですけどね。
関連記事:【録画】参加者のレコーディングを有効にする3つの方法【+おまけ】
Zoomレコーディングまとめ
- 記録されるのは、音声・チャット・画面
- 保存先は、ローカルとクラウド(有料プランのみ)
- スマホやタブレットはクラウド録画のみ
- レコーディングを開始するといろんな表示が出る
- 終了(退出)するとmp4への変換が始まる
- コンピューターへの保存先はドキュメントが基本
- USBやHDDにも保存できる
- レコーディング中のパソコンは画面を最小化できない
- 参加者にもレコーディングを許可できる(ローカルのみ)
Zoomのレコーディングは、非常に便利な機能です。
無料プランで使える範囲(ローカルレコーディング)でも充分だと思いますので、積極的に活用しましょう。