事前登録機能の承認には、『自動承認』と『手動承認』の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、上手に使い分けましょう。
個人的には『手動承認』の方が安心できます
- 【自動承認】
○ 承認作業が不要
○ すぐにメールが返信される
× 誰でも承認されてしまう
★ 登録を強制的に削除することも可能 - 【手動承認】
○ 不審者の侵入を防ぎやすい
× 承認作業が大変
× メールの返信を待たせてしまう
★ 一括承認が可能(9人ずつ)
★登録通知の受け取りも可能
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もくじ
『自動承認』の仕組み・使い方
仕組み・使い方
『自動承認』に設定すると、ホストが承認しなくても、登録者に参加リンクがメール送信されます。
参加者が登録ページから入力を完了させると…、
すぐに『ミーティング登録が承認されました』というページが表示され、参加リンクも得ることができます。
同時に、登録したアドレスへ『登録完了メール』も送信されます。
ホストの管理画面では、自動的に登録者が追加されています。
メリット
メリットは、承認作業の必要が無いことです。
仮に参加者(登録者)がたくさんいた場合、一人ずつ承認するのはとても面倒ですからね。
また、『登録後すぐにメールが返信される』ので、登録者を待たせたり不安にさせたりすることもありません。
登録したアドレスが間違っていたら返信されません。
デメリット
デメリットは、登録者を選別することなく、誰でも承認されてしまうこと。
あまり変な人はいないはずですが(登録するためのリンクやIDを知っている人なので)、誰にでも参加リンクを与えてしまうことは危険ではあります。
登録を強制的に削除できる
自動承認された登録者を「参加させたくない」場合、『登録を削除』することも可能です。
『登録者を管理』するページを表示
参加させたくない人を選んで『登録をキャンセル』。
登録をキャンセルされた人は、『ホストによって削除された』と表示され、参加できなくなります。
(ミーティングでも「ウェビナー」と表示されます)
登録後の参加リンクをクリックしても、IDを入力しても、参加できません。
ただし、メールアドレスを変えれば参加できてしまうなど、抜け道はたくさんあります。
『手動承認』の仕組み・使い方
仕組み・使い方
『手動承認』に設定すると、手動での承認作業が必要となり、ホストが承認することによって、登録者に参加リンクがメール送信されます。
参加者が登録ページから入力を完了させると…、
『承認待ちのミーティング登録』というページが表示され、ホストの承認を待っている状態となります。
ホストの管理画面では、『承認済み:0』になっています。
右端の『編集』から登録者を確認し、問題なければ『承認』してください。
ホストが『承認』すると、登録したアドレスへ『登録完了メール』が送信されます。
『拒否』すると、『拒否されました』というメールが送信されます(再登録可能)。
メリット
メリットは、不審者の侵入を防げること。
まず登録者の名前を見て、怪しいと思ったら承認しなければOK。
メールアドレスも登録されているので、「どちら様ですか?」と訊ねてみるのもアリです。
デメリット
デメリットは、承認の手間がかかること。
仮に100人もいたら、一人ずつ確認しながら承認作業を進めていくのは、大変ですからね。
また、承認しないとメールが返信されないため、待ちきれない登録者から問い合わせがくるかもしれません。
一括承認できる
管理画面には9人まで表示され、一括で承認することができます。
ざっと確認して問題無さそうであれば、まとめて承認するのもアリです。
登録通知を受け取れる
『誰かが登録した時にホストにメールを送信』にチェックを入れると、指定したメールアドレスに通知が届きます(デフォルトはホストのアドレス)。
登録者を待たせたくないのであれば、通知を受けて早めに承認してあげれば、登録者を待たせなくて済みます。
でも通知がうっとうしいです。
自動承認と手動承認の使い分け
それぞれの仕組みを踏まえると、以下のような使い分けが考えられます。
【自動承認】
・オープンなイベントなど
・広く参加を呼びかけたい
・誰でも参加してOK
・その上で参加者の名前やメールアドレスを知っておきたい
【手動承認】
・参加費を伴うセミナーなど
・あらかじめ申し込んでいる人
・変な人が参加できないようにセキュリティ強化
状況によってうまく使い分けてください
まとめ
- 【自動承認】
○ 承認作業が不要
○ すぐにメールが返信される
× 誰でも承認されてしまう
★ 登録を強制的に削除することも可能 - 【手動承認】
○ 不審者の侵入を防ぎやすい
× 承認作業が大変
× メールの返信を待たせてしまう
★ 一括承認が可能(9人ずつ)
★登録通知の受け取りも可能
個人的には『手動承認』の方が安心ですが、『あらかじめ参加者が決まっていて、登録者と照合する必要があるとき』などに限定した方が良いかなと思います。