zoomの画面には様々なアイコン(マーク)があります。
アイコンをクリックすると、さらにたくさんの機能や設定が表示されます。
今回は、アイコンと機能・操作を、まとめてザックリ解説します。
使いながら覚えていきましょう
もくじ
ミュート(オーディオ関連)
ミュート
『ミュート解除』をクリックすると、赤い斜線が消えてマイクが有効になり、自分の声が参加者に聞こえるようになります。
『ミュート』をクリックすると、赤い斜線が入ってマイクが無効になり、自分の声が参加者に聞こえなくなります。
声だけでなく、マイクが反応する範囲の物音も含みます。
ミュート横の『^ 』をクリックすると、いろいろな設定項目が出てきます。
マイク/スピーカー
どのマイクとスピーカーを使うか、選択します。
通常は、パソコンについている機能が、そのまま選択されています。
外付けのマイクやイヤホンなどを接続すると、それも選択できるようになります。
スピーカー&マイクをテストする
マイクから声が出ているか、スピーカーから音が聞こえるかを、一人でテストできます。
他に参加者がいるときは、「聞こえる?」「なにかしゃべって」と、お願いした方が早いです。
電話のオーディオに切り替える
コンピュータのオーディオから、電話のオーディオに切り替えます。
Zoomは、電話回線を使用して音声だけの参加が可能です。
パソコンのマイクやスピーカーが不具合で使えないときなどに活用しましょう。
コンピュータオーディオから退出
コンピュータのオーディオから退出し、マイクとスピーカーが無効になります。
画面だけ見られればいい時や、発言する予定が無い時、近くにある別のパソコンから音を聞く時などに役立ちます。
ハウリング防止にも効果的
『オーディオに接続』をクリックし、『コンピュータオーディオで参加』を選択すると、元に戻ります。
オーディオ設定
『オーディオ』の設定項目が開きます。
スピーカーやマイクの音量調節ができる他、周囲の雑音が入りにくいようにする、などの設定ができます。
ビデオ関連
ビデオ
『ビデオの開始』をクリックすると、赤い斜線が消えて有効になり、パソコンのカメラで撮っている映像(自分の顔など)がZoom内に映ります。
『ビデオの停止』をクリックすると、赤い斜線が入って無効になり、自分の映像が消えて名前などが表示されます。
ビデオ横の『^ 』をクリックすると、いろいろな設定項目が出てきます。
背景をぼかす
ビデオを開始している状態のとき、人物のまわりの背景に、ぼかしを入れられます。
部屋の様子を見られずに済みます
ただし、手に持っている資料などもぼけてしまうので注意してください。
バーチャル背景を選択
まわりの背景を、好きな画像にできます。
画像をあらかじめアップロードしておくと、選択できるようになります。
海底でも宇宙でも
ぼかしと同じく、自分以外はバーチャルに溶け込んでしまうので、注意してください。
ビデオフィルタを選択
『着せ替え』のような感じです。
飾りつけをしたり、サングラスをかけたりして、楽しめます。
友人との会合向けですね
ビデオ設定
ビデオの設定項目が開きます。
自分のビデオを明るくしたり、ビデオに関する表示設定を変更したりできます。
セキュリティ
『セキュリティ』をクリックすると、項目が表示されます。
ミーティングのロック
ロックすると、ロックの後から参加しようとしている人が、ミーティングに参加できなくなります。
いま参加している人も、一度退出すると、再入室できなくなります。
ロックを解除すると、入室できるようになります。
待機室を有効化
有効化すると、その後に参加した人が待機室へ送られるようになります。
新規参加者を一旦待機させ、ホストが許可を出すとミーティングへ移動します。
プロフィール画像を非表示にします
プロフィール画像を設定している参加者は、ビデオがOFFのときに、名前ではなく画像が表示されます。
非表示にすると、画像から名前に戻ります。
同じように、参加者一覧の左にある
画像も戻ります。
参加者に次を許可
該当項目にチェックを入れると、参加者がそれぞれの機能を使えるようになります。
【画面の共有】
参加者が、自分で画面の共有をできるようになります。
この段階では、他人が共有しているときに割り込むことはできません。
【チャット】
参加者が、チャットを入力・送信できるようになります。
送信可能な相手の範囲は、ホスト側で制限できます。
【名前の変更】
参加者が、自分の名前を変更できるようになります。
『参加者』を開いて、自分の名前の横にある『…』をクリックすると、『名前の変更』が現れます。
変更できるのは自分の名前だけです
ホストは、全員の名前を変更できます。
【自分自身のミュートを解除】
参加者が自分のミュートを解除できるようになります。
ただし、自由に発言されたら困るときは、解除できないようにチェックをはずしておきましょう。
なお、ミュート解除した人に対して、ホストはいつでも強制ミュートできます。
【ビデオの開始】
参加者が自分のビデオを開始できるようになります。
変なものを映すような人がいるときは、不許可にしておきましょう。
通常は許可しておいて問題ありません
また、ビデオを開始している人が少ないと、スポットライトの操作が少し楽になります。
【ホワイトボードを共有】
参加者が、ホワイトボードの共有を開始できるようになります。
【Zoom Appsを使ってコラボレーションを行う】
参加者が、Zoom Appsを使えるようになります。
【参加者を削除】
参加者を強制的に退出させます。
削除しても再参加が可能なので、参加させたくなければ、削除後にミーティングをロックしましょう。
【参加者アクティビティを一時停止】
一旦、全ての機能が停止されます。
不審者がいたり、荒らし行為があったときなどに効果的です。
参加者
『参加者』をクリックすると、参加者の一覧が表示されます。
参加者を把握するほか、操作・管理できます。
また、参加者一覧の一番下にも、いろいろ操作項目があります。
ミュートの解除を求める
参加者の誰かにマウスカーソルを合わせると表示されます。
ミュート状態の参加者に対し、ホストから解除を求めます。
解除を求められた参加者には、『ホストがあなたにミュートを解除することを求めています』という表示が出ます。
解除するかどうかは参加者次第…
参加者への操作・権限
参加者名の右にある『…』から、操作を選択します。
【チャット】
チャットウインドウが開きます。
『全員』になっていることがあるので、送信する前に宛先を確認してください。
【ビデオの停止】
その参加者のビデオを停止します(ビデオを開始している場合)。
ビデオを停止された参加者には、表示が出ます。
ホストに停止された参加者は、自分で開始できなくなります。
ホストから『ビデオの開始を依頼』されると、それ以降は再び自分で開始できるようになります(実際に開始しなくても)。
【ビデオの開始を依頼】
その参加者にビデオの開始を依頼します(ビデオを停止している場合)。
開始を依頼された参加者には、『ホストがあなたにビデオの開始を依頼しています。』という表示が出ます。
参加者が『マイビデオを開始』すると、ビデオが映ります。
【ピン】
その参加者をピン(ピン留め)します。
ピンされた参加者は、『ピンした側の人の画面』で、スピーカービューのとき常に大きく表示されます。
他の参加者の画面上では、ピンされていません。
他の人が話していても、スピーカービューで大きく映ります。
ギャラリービューに切り替えると、先頭に映ります。
ピンは最大9人まで
【全員のスポットライト】
その参加者のビデオを、『全員の画面で』優先的に映るようにします。
スポットライトされている参加者は、スピーカービューのときに『全員の画面で』大きく映ります(発言者に関係なく)。
新規でスポットライトすると、全員が強制的にスピーカービューになりますが、それぞれでギャラリービューに変更可能です。
スポットも最大9人まで
【ホストにする】
その参加者をホストにします。
自分は一般参加者になり、ホストとしての操作はできません。
『ホストの再要求』をすると、ホストが自分に戻ります。
【共同ホストにする】
その参加者を共同ホストにします。
ほぼホストに近い権限が与えられます。
いつでも権限を削除し、一般参加者に戻すことができます。
【名前の変更】
その参加者の名前を変更します。
変更された参加者には、『名前が〇〇に変更されました』という表示が出ます。
【ローカル ファイルのレコーディングを許可】
その参加者が、レコーディングできるようになります。
保存先は、オフライン(パソコン内や外付けメモリなど)に限られます。
【マルチピンを許可】
その参加者の画面で、複数の人をピン留めできるようになります。
マルチピンを許可していない状態だと、ピンできるのは1人だけです。
【待機室に配置】
その参加者を、待機室に移動させます。
移動させられた参加者には、表示が出ます。
ホストが『許可』すると、ミーティングに参加します。
【削除】
その参加者を、強制退出させます。
削除しても再参加が可能なので、参加させたくなければ、削除後にミーティングをロックしましょう。
【報告…】
その参加者をZoomに報告します。
報告された参加者は、ミーティングから強制退出されます。
不法行為や荒らしなど、証拠のスクリーンショットと共に送信します。
招待
メールサービスを選択する画面が表示されます。
いずれかのメールを使って招待してもいいですし、リンクをコピーして別のメールやLINEなどで送ってもOKです。
すべてミュート
参加者全員を一括でミュートすることができます。
『変な声が聞こえるけど誰のマイクか分からない』ときなどに有効です。
『・・・』
ここにも設定項目があります。
一部、セキュリティにあったものと重複しています。
【全員にミュートを解除するように依頼】
チェックを入れた瞬間、全員に『ホストがミュート解除を求めています』と表示されます。
『ミュート解除』を選択した参加者は、ミュートが解除されます。
【入室時に参加者をミュートにする】
チェックを入れると、その後から参加した人は最初からミュート状態になります。
入室時に意図せず音声が入ってしまい、「なんだ今の声は!?」というようなことを防げます。
あくまでも『入室時』なので、ミュート解除を許可していれば自分で解除できますし、ホストから解除を要求することもできます。
【参加者に自分のミュート解除を許可】
参加者が自分のミュートを解除できるようになります。
許可していない場合は、解除できません。
【参加者が自分の名前を変更するのを許可】
参加者が自分の名前を変更できるようになります。
ホストは全員の名前を変更できます。
【誰かが参加するときまたは退出するときにサウンドを再生】
誰かが参加すると、『ピンポーン』と音が鳴ります。
誰かが退出すると、『抜けましたよという感じの音』が鳴ります。
この音はZoom内に流れるため、必要の無いときはOFFにしておきましょう。
【待機室を有効化】
有効化すると、その後に参加した人は、待機室へ送られます。
一旦待機し、ホストが許可を出すとミーティングへ移動します。
すでに参加している人は、そのまま変わりません。
【プロフィール画像を非表示にします】
プロフィール画像を設定している参加者は、ビデオがOFFのときに画像が表示されます。
非表示にすると、画像から名前に戻ります。
同じように、参加者一覧の横にある画像も戻ります。
【ミーティングのロック】
ロックすると、その後から参加しようとしている人が、ミーティングに参加できなくなります。
いま参加している人も、一度退出すると、再参加できなくなります。
ロックを解除すると、参加できるようになります。
招待
参加者の横にある『^』をクリックすると、『招待』が現れます。
メールで招待状を送ったり、リンクをコピーして貼り付けたりできます。
枠幅調整・ポップアウト
参加者一覧の枠幅は、好きな広さに調整できます。
境目にカーソルを合わせて、クリックしたまま左右に動かしてください。
『ポップアウト』すると、右列から画面上に飛び出します。
『ミーティングウインドウにマージ』で、戻せます。
チャット
『チャット』をクリックすると、ウインドウが現れます。
メッセージやデータファイルを送ることができます。
宛先を選ぶ
ホストは、誰にでも送ることができます。
全員に一斉送信もできますし、個別に送ることもできます。
入力・改行・送信
『ここにメッセージを入力します…』というエリアに入力します。
右下の送信ボタンか、Enterキーを押して送信します。
改行したいときは、Shiftキーを押しながらEnterキーを押しましょう。
ファイルを送信する
ファイルのアイコンをクリックし、送りたいデータを開くと送信されます。
エラーになったら再送信してください。
また、スマホやタブレットで参加している人は受け取れません。
絵文字
絵文字を選んで送信します。
チャット可能対象(参加者)
参加者が誰にチャットを送れるか、対象範囲を設定できます。
- 該当者なし…誰にも送れない
- ホストと共同ホスト…ホストと共同ホストのうち誰か一人に送れる
- 全員…参加者全員へ一斉に送れる
- 全員に直接…一対一で互いに送信できる
ホストメンバーだけにまとめて送ることはできません。
『全員に直接』が表示されない場合は、アカウント内の該当する設定を変更してください。
チャットプレビューの表示
参加者の横にある『^』をクリックすると、『チャットプレビューを表示』が現れます。
『表示』にチェックを入れている状態では、チャットウインドウを閉じているときにチャットを受け取ると、画面にプレビューが表示されます。
チェックをはずして非表示にすると、プレビューが表示されなくなります。
チャット右上の数字が増えていくので、チャットを受信したことは確認できます。
気が散るときは非表示に
幅調整・ポップアウト
チャットウインドウの枠幅は、好きな広さに調整できます。
境目にカーソルを合わせて、クリックしたまま左右に動かしてください。
『ポップアウト』すると、右列から画面上に飛び出します。
『ミーティングウインドウにマージ』で、戻せます。
画面の共有
画面を共有する
自分が見せたい画面や動画を、全員の画面に表示させます。
あらかじめ開いておいた画面を選択し、『共有』をクリックすると、全員の画面に同じものが表示されます。
音声も共有したいときは、『サウンドを共有』にチェックを入れてから全体に『共有』してください。
高度な共有オプション
『画面の共有』の右にある『^』をクリックすると、オプション設定が現れます。
【同時に共有できる参加者は何名ですか?】
- 同時に1名…誰か一人の画面だけが共有される
- 複数が同時…複数人の画面を同時に共有できる
『複数が同時』の場合、複数の画面を同時に見られる設定にしていないと、1人分の共有画面しか映りません。
【共有できるのは誰ですか?】
- ホストのみ…ホストと共同ホスト
- すべての参加者…参加している全員
『ホストのみ』のとき、参加者は共有を開始できません。
『すべての参加者』にすると、参加者も共有を開始できますが、例外もあります。
- 『複数が同時』かつ『ホストか共同ホストが先に共有している』ときは、共有できない。
- 『他の人物が共有しているときに共有を開始できる人物』で『ホストのみ』になっていて、『誰かが先に共有している』ときは、共有できない。
ややこしい
【他の人が共有しているときに共有を開始できる人物】
- ホストのみ…ホストと共同ホスト
- すべての参加者…参加している全員
この権限があると、『いま共有されている画面を強制的に終了させて、自分の画面を共有する』ことができます。
ただし、ここで『すべての参加者』にしていても、『複数が同時』かつ『ホストか共同ホストが先に共有している』ときは、参加者は共有を開始できません。
共有画面の大きさを調節する
画面の表示幅を動かして、共有された画面の大きさを調節できます。
境目にカーソルを合わせ、クリックしたまま左右へ動かしてください。
共有画面よりも参加者の様子を見たいときは、こんな感じにします。
レコーディング
Zoomミーティングの様子を記録に残せます。
具体的には、
・audio(音声)
・chat(チャット)
・video(Zoom画面 ※動画) など。
レコーディングを開始すると、画面左上に『レコーディングしています』と表示されます。
また、参加者には『このミーティングは録音されています』という表示が出ます。
レコーディングしている人には、アイコンが表示されます。
参加者がレコーディングするためには、ホストの許可が必要です。
このコンピュータにレコーディング
コンピュータ内に保存されます。
mp4に変換後、保存先を選択します。
接続しているUSBメモリなども選択できますが、何も選択しなければ、ドキュメント内のZoomフォルダに保存されます。
クラウドにレコーディング
クラウド(インターネット上)に記録、保存します。
『プロ』などの有料プラン限定なので、無料プランでは利用できません。
選択肢も表示されません
ブレイクアウトルーム
ミーティングの中に、『ブレイクアウトルーム』という小部屋を作ります。
ルームに参加者を移動させ、メインルームとは別でミーティングを進めます。
ルームを作る
まず『ルームの数』を決めます。
最大50個まで作成できます(契約によっては最大100個まで可能)。
ルームの数によって、最大参加可能人数が変わります。
1〜20ルーム…500人
21〜30ルーム…400人
31〜50ルーム…200人
ルーム名の変更や、ルームの削除もできます。
『再作成』すれば、いつでも作り直せます。
『ルームを追加』をクリックするごとに、ルームがひとつずつ増えていきます。
50までいくと増やせなくなります
参加者を割り当てる
次に、割り当て方法を決めます。
【自動で割り当てる】
参加者が各ルームへランダムに振り分けられます。
また、共同ホストがいる場合、含めるかどうかを選択できます。
含める……自動的にどこかのルームへ
含めない…メインセッションに残る
【手動で割り当てる】
各ルームに一人ずつ割り当てていきます。
『割り当て』をクリックすると、『まだ割り当てられていない参加者』が一覧で表示されます。
参加者にチェックを入れると、そのルームに割り当てられます。
『参加者によるルーム選択を許可』
参加者に、好きなルームを選んでもらいます。
オプションを設定する
『オプション』から、細かい設定ができます。
【参加者によるルーム選択を許可】
ブレイクアウト中、参加者が自分で好きなルームに移動できるようにします。
【参加者がいつでもメイン セッションに戻ることができるようにします】
参加者がいつでもブレイクアウトルームを退出し、メインセッションに戻れるようにします。
【割り当て済みの全参加者を自動でブレイクアウト ルームに移動】
ブレイクアウトルーム開始後、割り当てた参加者が自動で各ルームに移動するようにします。
チェックを入れない場合、参加者が画面上の『参加』をクリックする必要があります。
【ブレイクアウト ルームは次の時間後に自動的に閉じます。】
終了時間を設定すると、時間経過後、自動的にブレイクアウトルームが閉じます(終了してメインに戻ります)。
カウントダウンを設定していた場合は、その時間が経過した後に終了します。
設定できる時間は最大で999分です(16時間39分)。
開始後は、全員の画面に残り時間が表示されます。
終了時間を設定しない場合は、表示されません。
【時間切れ時に自分に通知】
『時間切れ時に自分に通知』にしておくと、設定時間経過後、ホストに『閉じますか?』という通知が出ます。
『公開を維持』すると、終了せずにブレイクアウトルームを継続できます。
時間切れ通知をしない場合は、時間経過後すぐに終了します。
【ブレイクアウト ルームを閉じた後のカウントダウン】
ブレイクアウトルームを閉じた際、すぐに終了させず、猶予時間を設けられます。
5種類の時間(10.15.30.60.120秒)から、カウントダウンタイマーを設定します。
カウントダウンが終わると、全員が自動的にメインセッションへ戻ります。
また、カウントダウン開始後は、参加者が自分の意思でメインセッションへ戻ることができます。
開始する
『すべてのルームを開ける』と、ブレイクアウトルームが開始されます。
ブレイクアウトルーム内は、いろいろな制限が解除されます。
たとえば、メインセッションでミュートの解除が許可されていなくても、ブレイクアウトルームに移動すると解除できるようになります。
ビデオの開始や、プロフィール画像の表示なども。
ただし、画面の共有は、メインセッションの設定が反映されます。
ルーム内の参加者は、ホストに『ヘルプを求める』ことができます。
画面に表示が出たら、ヘルプを求めたルームに参加して対応します。
ルーム内にメッセージを送る
『ブロードキャスト』を使って、ルーム内にメッセージや音声を配信することができます。
【メッセージを配信】
入力・ブロードキャストすると、全参加者へメッセージが送られます。
【音声を配信】
マイクで話すと、全参加者に音声が送られます。
リアクション
絵文字や『手を挙げる』で、意思表示できます。
クリックしたアイコンは、自分のビデオの左上などに表示されます。
絵文字など
『拍手』や『いいね』、顔の絵文字など、様々なアイコンを使えます。
『…』(詳細)をクリックすると、すべてのアイコンが表示されます。
右下の『スキントーン』で、肌の色を選択できます。
手を挙げる/挙手
「質問がある人」
「青い彼岸花なんか無いと思う人」
などと呼びかけ、オフライン(会場)と同じように、手を挙げてもらうことができます。
手を挙げた人は、ビデオの順番が先頭になります。
参加者一覧の順番も、自分の次まで上がります。
見つけやすい
また、参加者一覧の下には、手を挙げている人数が表示されます。
アプリ
任意のアプリと連携し、いろいろな機能を参加者と共有します。
普通にミーティングするだけなら、あまり使いません。
『Discover All』をクリックすると、連携できるアプリが表示されます。
検索してアプリを探すこともできます。
ホワイトボード
画面上にホワイトボードを表示し、参加者と共有できます。
任意のホワイトボードを選択し、『開いてコラボレーションする』と、Zoom画面上で参加者と共有されます。
テキストや図形など、ミーティングを進めながら書き込めます。
シンプルなホワイトボードの他、いろいろなテンプレートが用意されています。
高度な共有オプション
『^』をクリックすると、高度な共有オプションの設定が表示されます。
【共有できるのは誰ですか?】
- ホストのみ…ホストと共同ホスト
- すべての参加者…参加している全員
『ホストのみ』にすると、参加者は共有を開始できません。
【他の人物が共有しているときに共有を開始できる人物】
- ホストのみ…ホストと共同ホスト
- すべての参加者…参加している全員
この権限があると、『いま共有されている画面を強制的に終了させて、自分の画面を共有する』ことができます。
詳細
その他の機能や、画面の下に並べて表示しきれない機能は、『詳細』にまとめられています。
『詳細』をクリックすると、現在有効な機能が表示されます。
上の画像では、マイアカウントページの『設定』でチェックを入れている項目が表示されています。
たとえば『YouTube』を選択すると、連携し、ライブ配信が開始されます。
あらかじめYouTubeとの連携設定が必要です
ちなみに、参加者一覧などを左に広げると、表示できない分が『詳細』に入ります。
ミーティング情報
Zoom画面の左上にある『緑色のマーク』には、『ミーティング情報』が記載されています。
ミーティングIDやパスコードなどは、ここを見ればすぐに分かります。
右上の歯車をクリックすると、『設定』の画面が表示されます。
ペンのマークをクリックすると、トピック名を変更できます。
表示
画面右上の『表示』から、いろいろな画面表示に切り替えられます。
ビュー切替
【スピーカー】
『Zoom内で一番大きく音声を認識された人』が大きく映ります。
複数の人が同時に話したときは、『その瞬間に一番認識された人』に切り替わっていきます。
くしゃみをしても瞬間的に大きく映されてしまうので、発言者以外はミュートしておいた方が無難です。
音声を発していない場合でも、スポットライトされている人は大きく映ります。
スピーカー以外の参加者は、上に小さく並んで表示されます。
【ギャラリー】
参加者全員が、同じ大きさで映ります。
同じ画面に映せるのは、最大25人か49人まで。
一画面に映せる最大人数は、ビデオ設定から切り替えられます。
25人か49人を超えた分は、画面を切り替えれば映ります。
【イマーシブ】
参加者を一つのバーチャル背景内に収めます。
同じ空間でミーティングしているような感覚になるとのことですが、微妙です。
イマーシブに収められるのは最大25人まで。
超えた分の参加者は、普通の枠で表示されます。
セルフビュー
【セルフビューを非表示】
自分自身が表示されている画面を、非表示にします。
ビデオがONでもOFFでも、四角の枠ごと消えます。
自分のZoom画面上では消えますが、他の人の画面上では表示されています。
【セルフビューを表示】
非表示にした自分自身の画面を、表示します。
音声参加者
【音声参加者を非表示】
ビデオがOFFの人(&電話で参加している人)を、非表示にします。
四角の枠ごと消えて、ビデオがONの人だけが表示されます。
自分のZoom画面上では消えますが、他の人の画面上では表示されています。
【音声参加者を表示】
非表示にした音声参加者を、表示します。
すべてのスポットライトを削除
いま設定しているスポットライトを、一斉に解除します。
ビデオの順番
【ホストのビデオの順番に従う】
『ホストが画面上の参加者を並び替えているとき』に出てくる機能です。
他の参加者の画面を、ホストが並び替えたビデオの順番と同じにします。
従わせている間は、並び替えるたびに全参加者へ反映されます。
有効にしなければ、他の参加者の画面には影響しません。
なお、誰かをスポットライトしているときは、並び替えられません。
【ビデオの順番をリセット】
並び替えたビデオの順番を、最初の順番に戻します。
ホストのビデオの順番に従わせている場合は、他の参加者の画面も、順番が戻ります。
全画面表示
【全画面表示の開始】
画面をパソコン全体に大きく表示させます。
『画面をダブルクリック』でもOK。
【全画面表示の終了】
全画面表示を終了させます。
『画面をダブルクリック』や『ESCキーを押す』でもOK。
参加者のビデオ右上『…』
各参加者のビデオ枠の右上に、『…』があります。
クリックすると、その参加者に対する操作を選択できます。
ミュート/ミュートの解除を求める
【ミュート】
ミュート解除中(マイクがON)のとき、強制的にミュートします。
【ミュートの解除を求める】
ミュート状態のとき、解除を求めます。
解除を求められた参加者には、『ホストがあなたにミュートを解除することを求めています』という表示が出ます。
ビデオの停止/ビデオの開始を依頼
【ビデオの停止】
ビデオがONのとき、強制的に停止します。
ホストに停止されると、参加者は自分で開始できなくなります。
【ビデオの開始を依頼】
ビデオがOFFのとき、開始を依頼します。
開始を依頼された参加者には、『ホストがあなたにビデオの開始を依頼しています。』という表示が出ます。
参加者が『マイビデオを開始』すると、ビデオが映ります。
チャット
チャットウインドウが開きます。
宛先がその参加者になっているとは限らないため、送信前に確認してください。
ピン/ピンを解除
【ピン】
その参加者をピン(ピン留め)します。
ピンした参加者は、ピンした側の人の画面上で、スピーカービューのとき常に大きく表示されます。
他の参加者の画面上では、ピンされていません。
他の人が話していても、スピーカービューで大きく映ります。
ギャラリービューに切り替えると、先頭に映ります。
ピンは最大9人まで
【ピンを削除】
その参加者へのピンを削除(解除)します。
ビデオ画面左上からも、削除できます。
スポットライト関連
【スポットライト】
その参加者を、スポットライトします。
スポットライトした参加者は、スピーカービューのとき常に大きく映ります(他の人が発言していても)。
ギャラリービューに切り替えたときは、先頭に位置しています。
また、スポットライトしたのが最初の一人目だった場合、全員が強制的にスピーカービューになります。
(追加や置き換えの場合は強制ではない)
その後、それぞれでギャラリービューに変更可能です。
【スポットライトを削除】
その参加者のスポットライトを、削除(解除)します。
【スポットライトを追加】
その参加者を、追加でスポットライトします。
(すでに誰かがスポットライトのとき)
先にスポットライトしていた参加者は、スポットライトのまま変わりません。
【スポットライトを置き換える】
その参加者に、スポットライトを置き換えます。
(すでに誰かがスポットライトのとき)
先にスポットライトしていた参加者は、スポットライトが削除(解除)されます。
ホストにする/共同ホストにする
【ホストにする】
その参加者をホストにします。
自分は一般参加者になり、ホストとしての操作はできません。
『ホストの再要求』をすると、ホストが自分に戻ります。
【共同ホストにする】
その参加者を共同ホストにします。
ほぼホストに近い権限が与えられます。
いつでも権限を削除し、一般参加者に戻すことができます。
名前の変更
その参加者の名前を変更します。
変更した参加者の画面には、『名前が〇〇に変更されました』という表示が出ます。
ローカルファイルのレコーディングを許可/削除
【ローカルファイルのレコーディングを許可】
その参加者が、レコーディングできるようになります。
保存先は、オフライン(パソコン内や外付けメモリなど)に限られます。
【ローカルファイルのレコーディング権限を削除】
レコーディングを許可していた人に対し、その権限を削除します。
権限を削除した後、その参加者はレコーディングできなくなります。
(レコーディング中でも強制的に止まります)
マルチピンを許可/削除
【マルチピンを許可】
その参加者の画面で、複数の人をピンできるようにします。
マルチピンを許可していない状態では、ピンできるのは1人だけです。
【マルチピン権限を削除】
マルチピンを許可していた人に対し、その権限を削除します。
権限を削除した後は、その参加者の画面でピンできるのは1人だけになります。
待機室に配置
その参加者を、待機室に移動させます。
『許可』すると、ミーティングに参加します。
削除
その参加者を、強制退出させます。
削除しても再参加が可能なので、参加させたくなければ、削除後にミーティングをロックしましょう。
報告…
その参加者をZoomに報告します。
報告された参加者は、Zoomから強制退出されます。
不法行為や荒らしなど、証拠のスクリーンショットと共に送信します。
ホストのビデオ右上『…』
自分(ホスト)のビデオ枠の右上に、『…』があります。
クリックすると、自分への操作を選択できます。
自分のオーディオをミュート/解除
自分のマイクをONにしたり、ミュートしたりします。
ビデオの開始/停止
自分のビデオを開始したり、停止したりします。
背景をぼかす
ビデオを開始している状態のとき、人物のまわりの背景に、ぼかしを入れられます。
部屋の様子を見られずに済みます
ただし、手に持っている資料などもぼけてしまうので注意してください。
バーチャル背景を選択
まわりの背景を、好きな画像にできます。
画像をあらかじめアップロードしておくと、選択できるようになります。
海底でも宇宙でも
ぼかしと同じく、自分以外はバーチャルに溶け込んでしまうので注意。
ビデオフィルタを選択
『着せ替え』のような感じです。
飾りつけをしたり、サングラスをかけたりして、楽しめます。
友人との会合向けですね
ピン/ピンを削除
その参加者をピン(ピン留め)します。
ピンした参加者は、ピンした側の人の画面上で、スピーカービューのとき常に大きく表示されます。
他の参加者の画面上では、ピンされていません。
他の人が話していても、スピーカービューで大きく映ります。
ギャラリービューに切り替えると、先頭に映ります。
ピンは最大9人まで
ピンを削除すると、解除されます。
スポットライト関連
【スポットライト】
その参加者を、スポットライトします。
スポットライトした参加者は、スピーカービューのとき常に大きく映ります(他の人が発言していても)。
ギャラリービューに切り替えたときは、先頭に位置しています。
また、スポットライトしたのが最初の一人目だった場合、全員が強制的にスピーカービューになります(追加や置き換えの場合は強制ではない)。
その後、それぞれでギャラリービューに変更可能です。
【スポットライトを削除】
その参加者のスポットライトを、削除(解除)します。
【スポットライトを追加】
その参加者を、追加でスポットライトします(すでに誰かがスポットライトのとき)。
先にスポットライトしていた参加者は、スポットライトのまま変わりません。
【スポットライトを置き換える】
その参加者に、スポットライトを置き換えます(すでに誰かがスポットライトのとき)。
先にスポットライトしていた参加者は、スポットライトが削除(解除)されます。
音声参加者
【音声参加者を非表示】
ビデオがOFFの人(&電話で参加している人)を、非表示にします。
四角の枠ごと消えて、ビデオがONの人だけが表示されます。
自分のZoom画面上では消えますが、他の人の画面上では表示されています。
【音声参加者を表示】
非表示にした音声参加者を、表示します。
セルフビュー
【セルフビューを非表示】
自分自身が表示されている画面を、非表示にします。
ビデオがONでもOFFでも、四角の枠ごと消えます。
自分のZoom画面上では消えますが、他の人の画面上では表示されています。
【セルフビューを表示】
非表示にした自分自身の画面を、表示します。
名前の変更
自分の名前を変更します。
その他
ビデオの順番を並び替える
ギャラリービューのとき、ビデオの順番を並び替えることができます。
移動させたいビデオ(枠)を、ドラッグ&ドロップすればOK。
左クリックを押したまま、好きな位置に移動させて、指を離してください。
誰かをスポットライトしているときは動かせません
『ホストのビデオの順番に従う』にチェックを入れると、参加者全員がホストと同じ順番の画面に並び替わります。
チェックを入れなければ、並び替えは自分の画面だけで、他の参加者の画面には影響しません。
まとめ
とりあえず、マイク・スピーカー・ビデオ(カメラ)が有効であれば、最低限のミーティングは成立します。
Zoomにはたくさんの機能がありますが、必要に応じて使いながらマスターしていってください